先輩社員

先輩社員インタビュー

バイオセキュリティ部

入社年
2020年
生産事業部門 - バイオセキュリティ部 - 栃木バイオセキュリティ課
自己紹介
出身大学は鹿児島大学です。
趣味は野鳥観察や登山で、日本チャンキーを選んだ理由は、ブロイラー業界においては川上産業であり、技術、知識共に最先端を学べると思ったため。
好きな言葉
「何とかなる」
特技
パワーポイント
社内経歴
営業部門 → 栃木種鶏課 → 栃木バイオセキュリティ課

部のミッション

防疫対策の拡充により、鶏病を抑え、なおかつ減耗を減らし、
生産性に寄与する

 バイオセキュリティ部は「病原体を持ち込まない、持ち出さない」が使命です。他の部署と比べて、結果がパーセンテージでは見えづらいですが、まずは病気が出ないということが大前提となります。2022年度の冬、鳥インフルエンザが大流行していた中で、当社は鳥インフルエンザが発生しなかったということを考えると、やはりしっかりと使命を果たせていると感じています。

仕事について

 バイオセキュリティ部は「病原体を持ち込まない、持ち出さない」を目標としています。病気の要因となるものが鶏舎の中に入っていないかを確認するために、農場に入り埃などを採材したり、原種鶏の採血や口の中の粘膜の採材を行ったりしています。持ち帰ったものをPCR検査やRSA検査といった検査にかけて、病気になっていないか確認します。採材は課員全員で行いますが、PCR検査などの検査関連は特定の人だけで行っています。

 通常業務での1日の流れは、就業時間は8時から17時で、8時に朝礼を行いその日1日の流れを確認し、その後、採材などがある場合は農場に出向きます。採材は15時から16時までには終わり、診療所に戻ったら17時まで事務作業を行ったりします。基本的にはこの流れですが、変則的なことも多く、代表的なものとしては「原種鶏の筋肉注射」。鶏舎内の全ての鶏にワクチン接種を行うという一大イベントで、この日は朝7時に農場に出社し準備を行い、8時から種鶏部と一緒になって作業を行います。農場によって規模は変わりますが、飼育している原種鶏全てに接種します。この場合も15時から16時には作業が終わり、片付けなどを行って1日が終わります。

全身写真

海外の仕事のチャンスを掴みたい

「鶏の能力を最大限に生かせる人になる」この目標に向けての最大とも言える壁、英語。私は英語が得意ではないのですが、最先端の知識を得るためには英語が必要です。当社が原種鶏雛を輸入するAviagen社は、品種改良の最先端の技術を持っています。最近は新型コロナウィルスの影響で中止となることもありましたが、年に数回はAviagen社の技術者が来日し、農場を視察して技術指導のアドバイスを受けます。このように海外との繋がりがあり、会社としては海外出張や技術者と直接会話ができる機会も多いのですが、英語がネックとなり、なかなかチャンスを掴めていないので、現在、英語も勉強中です。

充実した教育体制や制度

 作業や検査には、マニュアルが存在しています。そのマニュアルを用いて、最初は上司が説明してくれます。採血などの特殊な技術の場合は、上司とマンツーマンで作業を行い、うまくできなかった場合は「もう少しこうした方がいいよ」と、一人一人にアドバイスしていくような形で教育指導が行われています。

 資格関連について、私は簿記とフォークリフトの資格を持っていますが、どちらも会社のサポートを受けて取得しました。簿記は1年目の営業部門での研修時、簿記に触れる機会があり、これまで畜産しか学んできていなかった私としては、簿記も楽しく感じ、その時の仕事に直結していた訳ではありませんが、会社の援助の元、勉強して取得しました。フォークリフトは2年目からの種鶏部の時、こちらは業務上必要となりましたので取得しました。資格取得の費用は会社負担で、フォークリフトの場合は3日間の講習を受講する必要がありますが、これも業務の一環として扱われます。

入社してからの4年間はどんな4年だった?

 一言で言うなら、忙しい4年間だったなと感じます。今、4年目ですが、2回部署異動しており、慣れた頃に異動、また1から学び直し…という形になり、とても忙しい4年間でした。でも逆に、色々な新しいこと、発見があるような4年間でもありました。ずっと何かを勉強していて、また違う場所で、また違うことを勉強して、みたいな感じです。だけど、最終的にはそれが全部輪になって、自分の一つになっていくように思います。

今後のキャリア目標

 鶏の能力を最大限に引き出せるように、種鶏・鶏病・孵卵・人を学び、最終的にはその技術を発信できるようになりたい、と考えています。「種鶏・鶏病・孵卵・人」の中に「人」が含まれているのは、種鶏部にいた2年の間に感じたこととして、農場にはだいたい1〜2万羽の原種鶏がいて、到底一人では管理できないので、農場の管理者の方の協力がなくては農場の仕事は回りません。そして、今のバイオセキュリティ部の立場からは、管理者の方から農場で起こった問題などを何でも相談してくれるように、協力関係、信頼関係を築くことがとても重要です。私自身、人とのコミュニケーションを取ることがあまり得意ではないので、コミュニケーション能力も身に付けたいと思い、「人」も加えています。

就職活動中の方へのメッセージ

 就職活動をする上で、色々な業界があり、更にはその企業の特色もあって、迷うことばかりだと思います。その中でも、自分自身が今までやってきたこと、その中で喜びを感じ、何にやりがいを感じたかなどを思い出すことをまとめることで、企業選びがしやすくなると思います。就職活動では色々な出会いもあって、身構えるのではなく楽しんで就職活動を進めるのが一番いいかな、と思います。

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