【第106回技術ゼミナールを東京で開催致しました】
日時:2018年4月11日(水)、12日(木)
場所:ホテル東京ガーデンパレス

去る2018年4月11日(水)、12日(木)、ホテル東京ガーデンパレス(東京都文京区)において、
第106回 技術ゼミナールを開催致しました。
時節柄お忙しい時期にもかかわらず、今回も大勢の協会員の皆様にご参加頂きました。
誠にありがとうございました。心より御礼申し上げます。

ゼミナール開会に先立ち、吉原洋明会長(日本ホワイトファーム㈱)より、総勢285名のご出席いただいた皆様に御礼の言葉を述べました。

引き続き、新年度に入って今年はどんな年にしていくか、昨年までの業界を振り返りながら、「国産鶏肉は安心で美味しい」ことを消費者にアピールしていくために私たちがするべきことについて、
「安心・安全・安定的に消費者の皆様へ届けるために事業を継続していく中で、疫病に対するリスクは高い。チャンキー種は育種改良によって、本当に健康な種鶏が届けられるようになっている。またワクチンも開発されて、適正なプログラムで接種すれば、成績も非常に安定して出るようになっている。ただ、鳥インフルエンザだけは、確認されると全て殺処分することで、蔓延防止対策とされている。
こういった厳しい環境の中で、”何をやればAI発生を抑えられるか”はっきり見えない。鶏舎の修繕や動物の侵入を防いだりはしているが、リスクの高い時期だけでなく、業界あげてしっかりと通年防疫体制を維持して、安定した供給が出来る状態にしていければと思う。」と”見えない脅威”について、業界の団結力を以て対策すべき、と切り出しました。


また、「ここ数年、鶏肉相場は堅調に続いていた。昨年12月には、日本人の牛・豚・鶏肉の消費量が、昭和35年当時3kgしか食べられていなかったのに比べ、今や10倍以上の31.4kg食べられるようになっているとの統計数値が発表された。中でも特に、鶏肉の消費の伸びが非常に大きくなっている。牛・豚と比較しても受給率が高く、消費者の国産志向が高まっている中、鶏肉はヘルシーで高タンパク、消費者の健康志向や買いやすい価格という点が評価されているのではないか。鶏肉は、平成24年から豚肉に変わって消費量1番になっているが、ここにきて状況が変わってきていると言われている。


ここ最近では、チルドの国産豚の枝肉が400円を割るようになってきた。非常に美味しくなってきたチルドの輸入豚肉の影響か、鶏肉相場も単調になってきているのかな、と思う。そういった状況下でも、今年度も消費者に『国産鶏肉は安心で美味しい』ということをアピールして、業界が更に発展していけたらと思う。」と、現状を懸念しつつも、消費者に寄り添った視点であればと思索。

「ただ、不安要素ばかりではない。総産卵数が210個を超える、受精率がピークで97%出るといったロットがあると聞く。チャンキー種は将来を見据えた育種改良が進んでおり、過去10年さかのぼってみて、実際に育種改良の目標値以上の結果になっている。今後ますます育種改良が計画通り進むとすると、出荷体重は大きくなり、それに伴って出荷日齢も短くなるのではないか。そうなると、入雛時の設備の重要度が高まってくるのではないか。
本日は、このときにふさわしい情報-最新の孵卵技術の情報、ヒナの品質を保つための保管・輸送の仕方、鶏舎消毒の大切さ-が提供される。皆さんには、鶏の能力がしっかり発揮出来るよう、講演の中で得た情報の共有、懇親会でも情報交換するなどして、ゼミを活用して頂きたい」と、不安の中にも活路はあると未来に目を向け、業界の次世代の発展に思いを馳せて締めくくりました。

当日のプログラムを、下記掲載させて頂きます。
今回も興味深い講演となっておりますので、是非ご一読ください。

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本ゼミナール、講演プログラムは以下の通り。

【第106回技術ゼミナールプログラム】
●第一日(4月11日)司会:㈱福島エンヤ/塩沢 弘氏
1.開会の挨拶 日本チャンキー協会/会長 吉原 洋明氏
2.報告「ブロイラー実績調査速報」 ㈱日本チャンキー/和久 健太氏
3.報告「JCAミッション報告」 ㈱JAフーズさが/山口 哲弘氏
4.講演「最新の孵卵研究と試験結果」
講演「孵化場でのオートメーション化」 Aviagen社/ヤオ・ファン氏

●第二日目(4月12日)司会:㈱オオヌマ/大沼 和雄氏
1.野外事例「ヒナの保管と輸送の品質管理」 ㈱福田種鶏場/山上 祐一郎氏
2.講演「地道な水洗消毒はチャンキーの能力を解き放つ鍵」
㈱ウェルファムフーズ 橋本 信一郎氏
3.アンケート調査実施
4.閉会の挨拶 日本チャンキー協会/ブロイラー部会長 矢元 淳一氏

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※アンケートにご記入頂きましたご質問につきましては、
確認ののち、回答を掲載させていただきます。